品川イッコー 公式ブログ

どうも、品川イッコーと申します。寿司、ラーメン、観た映画などを中心に勝手な感想を述べていきます。

映画『殺し屋1』感想 人に勧められない映画 2018年5月 (映画11本目)

人に勧めちゃいけません

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その過激な内容で話題となっていた山本英夫のカルト人気コミックを“アブない”監督・三池崇史が人気スター浅野忠信主演で映画化した衝撃作。安生組の組の組頭であり究極のマゾ人間である垣原(浅野)は、自分をいじめてくれる組長の拉致失踪を追ううちに、究極の弱虫ヘンタイ殺し屋イチ大森南朋)の存在に気づき、心をときめかせていく。

 

原作が大好きで高校生の頃よく授業中に読んでた思い出があります。

当時その神がかった変態的内容にかなり衝撃を受け興奮した記憶があります(授業中に)。

けれども「一番好きな漫画ってなに?」って質問で「殺し屋1」って答えたら正直人間性疑われますよ。
そんくらいヤバい内容です。

 

変態

歌舞伎町のヤクザと殺し屋とのバトルが物語のメインです。

この映画の主人公ってヤクザの垣原なんですかね?漫画だとイチのはずなんですがどうもジャケットからして焦点は垣原っぽいですよね。

 

イチは漫画史上かなりの屈折したキャラクターです。

イジメられた経験があり、好きだった女の子が目の前でレイプされ何もできなかったことで色々とトラウマとなる。

そして現在は殺し屋。それがめちゃくちゃ強いんです。

かかとには刃物がついていてかかと落としで相手を真っ二つに。

いじめっ子を相手にだぶらせて泣きながら殺します。

殺す瞬間に勃起してます。

彼にとっては殺すこと自体が自慰行為のような感じなんでしょう。

もうこの設定からしてめちゃめちゃです。自分で書いていて何を書いてるんだと思ってしまいました。

 

それからヤクザの垣原。

彼は究極的なマゾです。痛みを常に求めていて自分を絶望させてくれるイチに興味を持ちます。

そんな二人の対決。もう絶対に面白いじゃないですか。

けれどPTAのママさん達には絶対に勧められない作品です。

開き直った作品

そんな漫画を三池崇史監督が映画化しました。

三池監督はチャレンジ精神が凄いですね。映画の本数も凄い数撮ってます。


今回の作品も良くも悪くも三池作品。
原作が好きで「どうしても映画化したい」って感じではない感じはしました。


全体的になんか軽いです。薄っぺらいというか。

期待はしてなかったけど、全く別のモノですね。
まず柿原が金髪な時点でもうすでに違うし。
柿原=浅野忠信が映画のジャケットなんですけど原作とは全く違うものでっせ感満載で開き直ってます。


肝心の内容ですが映画としては完全にB級です。大筋は原作通りですけど結構かわってましたね。ただしそこまで酷いってわけでもないです。

原作と全く同じにする必要はないと思うんです。というか同じにするのは無理ですし多少監督の色を加えないとあまり意味がないですし。


主人公の大森さんは意外にも結構ハマってたし
エグイ拷問シーンの数々は所々CG使ったりして頑張って再現しようとしてましたね。
オープニングの精液もリアルでした。
と思ったら、本物だったんですね(副音声で監督が言ってましたけど)。


キャストのイメージは正直全然違いますね。
あの鉄砲玉は老けすぎてるし、キャバ嬢がなぜ中国人の設定になっているのか。
あの怪力兄弟は松尾スズキのイメージでは絶対にないですし色々ギャップがありました。

もう完全に三池監督バージョンの殺し屋1です。途中から諦めました。

 

ラストはちょっと笑ってしまいました。
ブラックコメディ調のあの感じは嫌いではないです。
やっぱり10冊を2時間にまとめるって大変ですよね。

どのシーンを省いて、どのシーンを残すかはセンスですし。
今回の映画はそれが比較的よくまとまっていて2時間飽きずに観れました。

 

原作のファンとしてみれば微妙ですが一本の娯楽作品として観ればそこそこ楽しめます。

けど決して家族で観る映画ではないので一人でこっそり観ましょう。

【映画・ドラマ】12本目