「マクドナルドに美味しさを求めるのはナンセンス」
そういう風潮はあった。味は特に求めてない。
手軽にパパッと済ませられる。
小さい頃から親から連れてこられ当たり前のようにマクドナルドで育ったと言っても過言ではない。
大人になるにつれて美味しいものを食べるようになった。厳密に言えば美味しいものを食べて美味しいと思えるようになった。
どうせなら手の込んだものが食べたい。
いつしかマクドナルドへ行くこともなくなった。
そんな矢先に事件が起きた。中国で期限切れの鶏肉を使用していた事実が発覚。
この事件は瞬く間に世界中を駆け巡った。
さらに素手で床に落ちた鶏肉を製品コースに戻す衝撃映像が出回ったり、相次ぐ異物混入のニュース。
300億円もの赤字まで転落。マクドナルドという巨大ブランドが音を立てて崩れされろうとしていた。
「マクドナルド、終わったな。」
そう思ってたが業績はジワジワ上がっていき、ついには黒字、V字回復とまで言われるようになった。2017年には200億円もの黒字。
カサノバ社長の快進撃による完全復活である。
凄いとは思う。けど日本人じゃないのが残念で仕方がない。
前置きが長くなった。
久々にマックにきた。
「裏メニュー」が期間限定で販売されているようだ。
?
裏メニューならなんでこうして大々的に宣伝しているのか?
隠れメニューということじゃないのか?
もうこれじゃあ完全に「表メニュー」じゃないか。
とりあえず頼んでみる。テリヤキとか甘いのは除外。海老もなぁ…
ってことでチーズバーガー一択。
で、こうしてトッピングを楽しむメニューらしい。だけどあまりそそられるトッピングがなかったのでトッピングなしにした。
この時点で醍醐味ないのかな?
ガーリックペッパーソーセージで裏ダブルチーズバーガーセット+チキンナゲット 790円
なんか物足りなさそうだからナゲットを追加した。久々のマックだ。
「裏」ってデカく書いてある。さてどんくらい裏なのだろうか?
期待に胸膨らませて開けてみる。
…
…
…
どこが裏?
試しに開けてみる。平べったいソーセージがデローンと鎮座している。
横からチェック。
裏要素一切なし。
試しにバーガーを裏返しにしてみるが何もない。こうして写真を撮ってる自分がサブく思えてきた。
食べてみると普通のマックのダブルチーズバーガーにガーリックペッパーで味付けされたソーセージが追加されたもの。
って商品名そのまま繰り返しただけだがそれが全て。
あまり面白みのあるメニューとは思えない。
ここにトッピングを追加して味を変えていくのか。
というかそもそも「裏メニュー」のコンセプトがよくわからない。どうしたいのか?
普通に新作メニューとして売り出すよりも話題性を取ったみたいだけどなんだか小手先の宣伝方法が嫌だな…
やはりマクドナルドと私は合わないようだ。
唯一好きなのがチキンタツタ。もうチキンタツタが出るまでしばらく遠慮しときます。
ポテトとナゲットは安定ですな。