品川イッコー 公式ブログ

どうも、品川イッコーと申します。寿司、ラーメン、観た映画などを中心に勝手な感想を述べていきます。

映画 『 怒り 』感想 「タイトルは''信頼''の方がよかったのでは?」2018年6月 (映画18本目)

結局「怒り」って?

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ある夏の暑い日に八王子で夫婦殺人事件が起こった。窓は閉め切られ、蒸し風呂状態の現場には、『怒』の血文字が残されていた。犯人は顔を整形し、全国に逃亡を続ける。その行方はいまだ知れず。事件から一年後。千葉と東京と沖縄に、素性の知れない3人の男が現れた。自分が愛した人は、殺人犯だったのか…。それでも信じたいと願うが、信じたくない結末が突きつけられる。 

以外、ネタバレ注意

 

殺人犯に似ている3人をとりまく話です。

東京、千葉、沖縄の3都市でそれぞれの話が同時進行していきます。

だけどその3人が直接絡むことはなくて観客のみがその繋がりを把握できます。

 

それぞれキーパーソンがいて東京編が綾野剛、千葉編が松山ケンイチ、沖縄編が森山未來

みんな一重でこの中の誰が犯人なのか考えながら話は進んでいきます。

3人とも怪しいですけどぶっちぎりで怪しいのは森山未來です。実際彼が犯人でしたし。

 

それよりもゲイの性行為シーン

ゲイの知り合いがいるんですけど「妻夫木は作ってる感じで綾野剛はリアルだった」って意見でノンケの私から言えば妻夫木聡もだいぶそれっぽかったんですけどやっぱ綾野剛は凄いなと思いました。

まさか妻夫木聡綾野剛のラブシーンをみせられることになるとは思いませんでした。

正直2人のファン以外誰得?感満載。

「発展場」って噂には聞いてましたけどあんな感じなんですね…

すみません、だいぶ気持ち悪かったってのが正直な感想。音とかいらん。

 

心が痛むシーン。だけど偏見も?

沖縄編の広瀬すずの米兵によるレイプシーンは心痛かったですね。度々ニュースで米兵によるこういう事件は聞きますけどああやって映像で見せられるとちょっと落ち込みます。

それと同時に自分がその場に居合わせたらどうしただろうと考えたりもします。

力の差はどうにもならないのが腹ただしいですね。

けどこのシーン、なんだかステレオタイプな偏見も感じました。

沖縄にいる米兵=レイプって安直な気がします。

アメリカ人観たらいい気はしないでしょうね。

 

結局タイトルの「怒り」って?

結果から言えば森山未來が殺人犯でした。

彼は他の2人と違ってコミュ力があった。そして周りから信頼されていた森山未來が殺人犯だったわけです。

 

綾野剛は内気な性格、松山ケンイチにしてもコミュ症。2人とも犯人として疑われてしまいます。それぞれ信用されなかった2人が無罪で、信頼されていた森山未來が殺人犯という皮肉。

何をもって人を信じるかって難しいテーマです。

 

結局「怒り」ってタイトルは??な気がします。

何に対しての「怒り」なのか。

相手を信用してやれなかったから?

信用した相手が殺人犯だったから?

というか森山未來の怒りの対象もよくわからない。

派遣社員で底辺として扱われたことに対して?

島の建物に「怒」って書いたのもなんかとってつけたようで釈然としないんですよね。

 

っていうか森山未來は突然ガラッと変わったなといった感じですね。

なんかいきなり客のバック投げ始めてその豹変っぷりに違和感を感じました。からの宿泊先を荒らすシーン。

スイッチがわからない。キレるタイミングをはしょってますよね。

なんで突然?って観客は思ったはずです。

一気にシーン飛んだなって感じです。

「異常者だから」って説明はどうなんですかね。あまりに短絡的ですけど異常者に会ったことがないのでわからないです。

なのであの森山未來だけがこの映画で浮いてるように思いました。

 

トータルこの映画、なんだかうまくまとめきれていない気がします。

「信じることの重要性」をテーマに持っていきたいのなら「怒り」ってタイトルは少し違う気がするんですよね。

原作を読んでいないので何とも言えないですがそれぞれのピースはよくできた話なのに一本の映画にまとめようとするとボヤっとしてる。

独立した話であるからこそもうちょっと筋を明確化するべきでは?

 

色々言いましたけど2時間あっという間でした。

ということは少なくともつまらなくはなかったという事です。

結構ドキドキして観てましたから。

けどもう観たくはないな。色んなシーンが重いんで胃もたれ起こします。

豪華俳優陣たちが頑張っていたんで見応えはあると思います。