品川イッコー 公式ブログ

どうも、品川イッコーと申します。寿司、ラーメン、観た映画などを中心に勝手な感想を述べていきます。

舞台DVD『下荒井兄弟のスプリング、ハズ、カム。』感想 「大泉洋の人柄がみえる良質な作品」2018年6月 (映画19本目)

TEAM NACSのことが好きになる、そんな舞台。

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下荒井家の父・奏助が亡くなってから、10年。
その「10年祭」のために、久しぶりに下荒井家に5人兄弟が集まった。

両親の亡きあと、弟たちの父親代わりを務めたしっかり者だが、女には奥手でいまだ独身の長男、大造(森崎博之)。小さな芸能事務所を運営しているが、お金に困っているらしい三男の剛助(安田顕)。ひきこもりで盗聴マニアの四男、健二(大泉洋)。大手楽器メーカーに就職し、その会社のご令嬢との結婚話が持ち上がっている五男、修一(戸次重幸)。そして、家を出たまま音信不通だったが、10年祭にいきなり帰ってきた次男の大洋(音尾琢真)。

とりたてて幸せでもなく、かといって不幸でもない。いたって普通の生活を送っていた彼らに、ある春の日、とんでもない出来事が巻き起こる―。
これは狭くて広い日本のどこかに生きている、兄弟の物語である。

TEAM NACSの舞台DVDを観ました。

前作の『honor』が大好きでその流れで鑑賞。

ドラバラの『山田家の人々』と似た感じだなと思ってたらどちらも大泉洋の脚本なんですね。

「笑い泣き」という言葉がまさにぴったりです。

 

大泉洋の人柄

大泉洋ってきっと家族仲がいいんだろうなと作品を観ていて思います。

物凄く幸福でもなければ絶望するほど不幸でもない。そんなどこにでもいるようなある家族の話。

話の中では誰も悪い人間なんて出てこない。そして時にはくだらないことで笑って、ほっこりしてもらい泣きするような。

簡単なようでいて0から生み出すのってなかなか難しいと思います。

きっと大泉洋の原風景としてこんな感じの暖かい家庭があっての話なんだろうなと勝手に想像します。

 

NACSの個性

リーダーは愚直なバカを演じるのがうまいですけど実はしっかりしてて他の作品の本も書いてる作家タイプ。

安田顕は何やっても不器用なんだけど表現力はピカイチのカメレオン俳優。

戸次は天然なとこがあるけどバカも女装もできる万能型。

大泉も器用で頭の回転が早く、サービス精神旺盛。

で、実は舞台で光るのが音尾だと個人的には思っている(安田顕も同じくらいいいが)。顔面で笑いも取れるがそれだけに逃げずに役者としてもうまい。

うまくできたメンバーですよね。

ここまでくるのに色々衝突もあったようですけどみんな立ち位置がわかってるしただ単に仲良しグループに留まらないところが凄いです。

なんだかこれを観てると本当の兄弟のように思えてくるから不思議。

 

5人だけの世界

出てくるキャストはこの5人です。なので一人二役とかは当たり前。時には女装したりヤクザになったり…女装した時は本当に女に思えてくるという謎の現象。

これは『honor』を観ていて思ったんですけど登場人物が多いのに全然ややこしくないし本当によく考えられた舞台だと思います。

彼らの舞台は普段舞台を見ない人でもいい入り口になると思いますね。

 

今回の作品はまぁよくある話ですね。

ヤクザになった次男が帰ってきたことによって起こる珍道中です。

ストーリーを観るよりも設定やどのタイミングで5人が出てくるかだとか生の笑いの部分(ライブDVDなので生ではないが)を楽しんだ方がいいのかなと思います。

笑ってほっこりして、変な映画観るよりも確実に楽しめて最後にはこの5人のことが好きになっている。そんな作品でした。

 

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