品川イッコー 公式ブログ

どうも、品川イッコーと申します。いわゆるYouTuberってやつです。ようやく登録者数12万人超えました。寿司、ラーメン、観た映画などを中心に勝手な感想を述べていきます。

映画「 バベル 」【ネタバレ感想】やりようによっては傑作になった残念な作品 (映画52本目)

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はじまりはモロッコ。夫婦の絆を取り戻そうと、この地を旅するリチャード(ブラッド・ピット)とスーザン(ケイト・ブランシェット)。二人の乗るバスに打ち込まれた一発の銃弾により、スーザンは重傷を負う。言葉も通じず、医者もいない辺境で妻の命を懸命に救おうとするリチャード。一方でこの発砲事件の犯人を米国人を狙ったテロリストと断定した、モロッコ警察たちの捜査が始まる・・・。
銃の持ち主を辿ると、意外なことに東京で聾唖の娘(菊地凛子)と二人きり暮らす、ある会社役員(役所広司)に行き着いた。彼は数年前に自殺で亡くした妻について未だ事情徴収を受けていた・・・。
そしてその頃、リチャードとスーザンの帰りを待つ幼い子供たちは、息子の結婚式に出席する乳母にメキシコへと連れられる。刺激的な異文化を楽しむ二人、しかし、彼らにも生死を分ける思いもかけない事態が待っていた・・・。

一発の弾丸が、モロッコアメリカ、メキシコ、日本へと、さらなる問題を誘発しながら広がっていく。途方もない混乱の中、それぞれが結びついたとき、物語は息をのむラストへと加速する―。

 

ここから完全ネタバレ感想ですのでご注意ください。

 

 

特に「息をのむラスト」はない

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この映画は10年以上前に劇場で観て以来。

当時「言いたいことはわかるけどなんだかなぁ…」と言った釈然としない印象であった。

今回十数年ぶりに改めて観直してみたんだけど残念ながらその感想は当時と変わらない。

 

タイトルはバベルの塔の話から来てるんだろう。

天まで塔を作ろうとして神様が怒って言葉をバラバラにしたっていうあの話。

だからテーマは「コミュニケーション」。

 

ロッコ、メキシコ、東京と全く接点のないような場所が一発の銃弾によって繋がるというやりようによっちゃかなり面白いものになりそうな話なんだけど残念なことに各ストーリー同士の繋がりが非常に弱いため勿体無い作品となってしまっている。

 

役所広司とブラピがガッツリ絡むのかな?とか思ったら結局最後までそれぞれ独立した話が進んで終わっていく。

 

この各エピソードを繋ぐのは「銃弾」。

そもそも役所広司がモロッコに行った時にガイドにお礼として銃をあげたことが全てのきっかけになってるんだけど、普通銃なんてあげるかな?

(まぁ、それを言い出したら元もこうもないんだけど)

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その銃は結局売られてたまたまモロッコ旅行に来てたブラピの妻ケイトブランシェットに銃弾が当たることになる。

繋がりとしてはそれくらい。

 

まぁ映画としてはそれはそれでいいんだけどここにもう一個のエピソードである「メキシコ編」が加わることによってこの映画は一気にまとまりがなくなっていく。

 

よく言えば絵画的?

ブラピ夫妻の子供を預かっている乳母がメキシコにいる息子の結婚式に出るために子供2人を連れてメキシコへ。

その帰りに車を運転していた甥っ子のガエルガルシアベルナムが飲酒運転で捕まりそうなって車で暴走。

乳母と子供2人は砂漠に置いてきぼりをくらい生死を彷徨うことに…

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この話、果たしているのかな?

無駄に尺が長くなっててイマイチこの映画から読み取れるテーマ性みたいなものがモヤモヤっとしてしまっているように思う。

人種差別なんかもコミュニケーションの一種として受け取れなくはないけど…

 

ブラピの妻は撃たれるし子供2人はそんな目に遭うしブラピ夫妻ついてなさすぎるだろ…

 

このバラバラの話を監督がまとめるようなことはしないせいで観終わったあとは釈然としない気持ちになる。

 

ある程度のテーマ性はあるけど観るものに委ねさせるというある意味「絵画的」だなと思った。

いい様に言えばね。

 

けれど観客にそこまで求めるのは少し酷かな。

いくつもの話が独立して進んでいって共通項をそこから読み取ってねみたいな荒っぽさがどうも全体をフワフワさせている。
だったらうまく繋げてくれよ。

 

日本のパートは全てが不自然

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日本のパートに関して「日本をバカにしてる」とか色々と指摘している人が多いけど個人的に言えばそうは思わなかったかな。

 

だって「おかしい」って言ったら全てがおかしいんだもん。

女子高生にしては菊地凛子は老け過ぎだし、ノーパンで男を誘ったり、白昼堂々と公衆の面前でウイスキーにヤクキメたり、治療中に歯医者にキスしたりもう全てがおかしい。

完全におかしな女。

 

その原因は母親が銃で自殺したせいだって言われてもね。

その自殺の原因も結局わからずじまいだしなんか全てが中途半端なんだよね。

 

他の国の人がその国を撮るとこうなるか…

みたいなギャップがあってそれはもう仕方ないしそれを受け入れられるかで映画の評価につながってくると思うんだけどね…

 

特にラストもこれと言って感動はない。
淡々と進んでいくし「息をのむラスト」もなかった。

菊地凛子が素っ裸で親父の役所広司と抱き合うシーンも???と言った感じで監督が自分に酔ってるのかなと思ってしまった。

 

まぁ映画なんて自分を表現するアートなんで私がこの監督と合わなかっただけの話ですよ。

 

それぞれエピソードは時間軸をズラしたりしてて「これどうなるんだろう?」みたいな変に推進力はあるからずっと観れてしまう。
2時間以上もの長い映像を最後まで飽きずに観れるんだけど観終わった後特に何の感慨も残らないという不思議な映画でした…

 

面白いアイデアではあると思うのでもしも全く同じテーマで他の監督が作ったらどうなるかは気になるかな。