品川イッコー 公式ブログ

どうも、品川イッコーと申します。いわゆるYouTuberってやつです。ようやく登録者数17万人超えました。寿司、ラーメン、観た映画などを中心に勝手な感想を述べていきます。

【軽井沢】レストラン トエダ: ボキューズドール日本代表!わざわざ軽井沢まで来る価値のあるお店!(14軒目)

2年に一度、フランスのリヨンで「ボキューズ・ドール」というフランス料理のコンクールが開催されている。

「料理界のオリンピック」とも言われているこの大会の日本代表選考で優勝を果たしたのが長野県軽井沢にある「レストラン トエダ」の戸枝シェフである。

これからアジア予選、世界大会で戦う予定だ。

 

本日はそんなレストラン トエダが10周年を迎えたと言うことで特別コースの「スペシャリテコース」をいただきに軽井沢までやってきた。

場所は駅より車で10分ほど。

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外観はモダンで洗練されている。

外からは窓が見えないので一見何の店なのかわからない隠れ家的な感じだ。f:id:ikkoshinagawa:20210416162441j:image

個室の一面の窓からは日の光が入り、そこから見える小川や緑は軽井沢を感じさせ、ロケーション的にもバッチリ。

一見無機質な建物は軽井沢の景色と相まるとここまで柔らかく和やかな雰囲気になるのか。

 

料理のベースはクラシックだが信州愛を存分に感じさせてくれる食材と類なるセンスであっと驚く皿に様変わり。

ワインはソムリエである奥さんが合わせてくれた。

以下、いただいた料理。

 

森 軽井沢の森をイメージして

リンゴ酢/胡桃(くるみ)/チーズ
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しょっぱなからもはやアート作品の様な仕上がり。驚くほど細かいです。

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カリカリの生地の中にはカマンベールチーズ、マンゴーのピューレ。

スプーンにはトリュフ風味のクリーム、色付けしたパン粉、胡桃、ハーブ。

チュイルはスパイスを効かせたリンゴ酢で作ってある。

刺激してくるのは視覚だけではない。

スプーンを一口食べると広がるトリュフの芳醇な香り。見た目と口の中の事象のギャップに思わずニンマリ。

 

アヴォカド2019 ニュージーランド

キヌア/海老

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まず火入れの見事な海老は甘み旨味香りもバッチリ引き出されている。

リンゴのほのかな甘み、アボカドのコク。さらにキヌアが食材とよく馴染んでいる。

見た目も綺麗なのにこの強烈な旨さ。

 

信州サーモン2018 八千穂漁業

野沢菜/有明産海苔

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サーモンを有明産の海苔でテリーヌ状に仕立てたもの。どれだけ手前かけてるんだ…

皿が出てくる度にさきからずっと目が釘付け。
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旨みのあるサーモンのテリーヌに香り高い海苔。

スナップエンドウの中にはリンゴのジュースを絞り2種類色をつけて詰めたものを。

ほんのりとした苦味にリンゴの甘みが爽やか。

 

トマト2012 信州産

熊本産スイカ/野辺山ヨーグルト

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小玉スイカとトマトの冷製スープのガスパチョ

上には野辺山のヨーグルトを泡状にし、上からバジルの葉、胡椒、アボカドオイルを。

爽やかなトマトの土っぽさがまた春を感じさせる。

 

信州豚2013 

ブリゼ生地/燻製

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真田丸」という地鶏のレバーを使ったパテ・アン・クルートをリンゴのチップで燻製に。
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オーソドックスなフレンチ料理を地元の信州豚で。ジュレは柑橘と赤ワイン。

噛み締める度に感じる豚肉の旨味に燻製、しっとりとしたパイ生地。

視覚、味覚、嗅覚と多方向から刺激しまくり。

付け合わせはペコロスという玉ねぎをピクルスにしたもので酸の要素を。

 

信州鮎2011 臼田養漁場

ジャガイモ/シャンパ

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ソースの掛け方にセンスを感じざるを得ません。
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鮎のビターさ、紫蘇の風味、マスタードの酸味と味のバランスも秀逸。

 

信州白樺若牛2018 信州産

フォアグラ/赤ワイン

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白樺若牛をマスタードの生地で包み、さらに牛タンのムースで包んであり、表面には牛タンとベーコンで細工をしている。

付け合わせは筍とえんどう豆。

赤い果実の様なものはにも驚かされた。

これ、実は果実ではなくフォアグラのムースを詰めたもの。ほんのりとカレーみたいなスパイスの香りがするではないか。騙すねぇ。

香ばしいベーコンに牛タンの食感をアクセントにし、きめ細やかで見事な火入の牛肉。

真っ赤だけどちゃんと火が入ってます。かなり時間をかけて火入れしたんだろうな。

赤ワインソースにバルサミコ酢とクラシカルな中にきちんと戸枝シェフの個性を感じさせる皿に。

 

ココナッツ2011 マレーシア産

フルーツサラダ/白ワイン

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ココナッツのブラマンジェ。

フルーツを白ワイン仕立てにし、泡はオレンジの果汁で。

この甘いシロップ、なんだか昔懐かしい味だ。

 

信州林檎2018 長野産

木苺/ホワイトチョコ

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これもだましにかかってます。

ホワイトチョコでできています。
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木苺の酸味がアクセントに。

 

デゼール

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最後はコーヒーで。

 

いやぁ、正直驚いた。

見た目の美しさは芸術レベル、食べてアッと驚かされる食材の掛け合わせと視覚と味覚との嬉しいギャップに感動が止まらない。

常に一皿一皿に驚きが隠されていてこれほど次の皿が楽しみになる経験なんてなかなかない。

基本は薄味であり塩加減がとても絶妙。

フレンチならではのどっしり感がないのもいい。

 

おまけにですよ。ワイン飲んでお会計が約17,000円ってどうなってるんですか。

仕込みにめちゃくちゃ時間がかかってることは素人の私にもわかりますよ。

長野にすごい店がありました。必ずまた来ます。

ごちそうさまでした!

「北の国から '95 秘密」歴代の純の彼女では宮沢りえがダントツで魅力的

1995年/ドラマ/185分

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富良野でゴミ収集の仕事をする純(吉岡秀隆)は、札幌のれい(横山めぐみ)と遠距離恋愛を続けているが、二人の間はぎくしゃくしていく。そんな時シュウ(宮沢りえ)に出会い、純は彼女に惹かれていき、五郎(田中邦衛)も二人を暖かく見守っている。一方、札幌で看護婦をしている螢(中嶋朋子)は、妻子ある男性と駆け落ちしてしまう。ある日シュウが以前AV女優をしていたことを知った純 は……。

 

蛍は妻子ある医者と不倫して駆け落ち、純はAVに出演した過去をもつシュウと恋愛。

今回もなかなかハードな内容。

五郎も色々子供達に振り回されて大変だわな。

 

そして今回は純の初恋相手であるれいちゃんとの決別の回でもある。

「私、プロポーズされたの」

あれ?れいちゃんって純と付き合ってたはずじゃなかった?

親にも紹介される状況ってことはまさかれいちゃん純と二股かけてたのかな。

そして自分の結婚式当日の早朝に元カレの純に電話をかけて「もしかしたら純君の事がまだ好きかも」的なこと話すってちょっとこの女イタいだろ…

ここにきてれいちゃんの行動がブレブレになってきたように思える。

複雑な女心を表現してるんだろうけど実際元カノからこんなことされたらたまったもんじゃない。

 

本作では純が捨てられた粗大ゴミを拾って自身の生活用品に当てていたり、五郎が生ゴミを盗んだり、シュウの祖父の形見の時計を拾ってきたりと随所随所に「人の物をとる」という話が盛り込まれている。

これは紛れもなく人の旦那を取った蛍の話の伏線だろう。

映画「卒業」の花嫁を奪うシーンについて語るのも同じ要素だ。

こうやって見返すと結構細かいんですね、倉本聰先生。その巧みな脚本に改めて驚かされる。

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蛍から浮気されたにも関わらず蛍の精神状態を心配する緒方直人、優しいな。

以前のレビューで「魅力0」と言ってしまって本当に申し訳ない。

けれど不倫相手はそんな緒方直人とは真反対のようで周囲から浮いてる変わり者みたい。

蛍って意外と振り回されたい人なのかな?

 

そんな蛍の不倫相手の「嘘は幸せを保つ人類最大の発明である」という言葉が何気に名言かもと思ってしまった。

だって五郎も蛍の不倫相手の妻である大竹しのぶがやってくるまで凄い幸せそうだったし、純も彼女のシュウのAV出演を知るまで平穏な日々を送っていたもの。

今まで自分の感情をあまり出してこなかった蛍がここで一気に暴走モード。

褒められることでは無いけど後悔ないようやれ!って感じ。

 

本作から登場した宮沢りえ演じるシュウは正直個人的にドストライク。

五郎もシュウといる時凄い楽しそうだし、一番しっくりきてると思うんだけどこの後の作品では別れが待ってるんだよね…

五郎との温泉シーンの美しさと言ったら…

間違いなく名シーンでしょう。

 

三時間も喫茶店で純を待ってるなんて健気じゃないか。

このシーンも携帯がないからこそのシーン。

いまならLINEで「まだ?」で終わるもん。

 

95年というとちょうどWindowsが販売されてネットが普及した年。

相手を想ってじっくり待ったり、手紙を書いたり、色んなものが時代が便利になるにつれてそういうものがここからどんどん消えていくターニングポイントになった時代。

なんだか感慨深いです。

良い作品ではあるけれど縦横無尽に飛び回る蛍と比べると純の話が少し弱い気がするかな。

むしろそんな妹に振り回されたりシュウに振り回されたりちょっと気の毒に思える。

 

さて、次は問題作である「'98 時代」を観るとしよう。

 

 

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【四ツ谷】立ち食い鮨 まさ: 職人が毎週変わる画期的な高級立ち食い鮨店へ行ってきた感想!(119軒目)

本日は新たなスタイルの立ち食い鮨の店「立ち食い鮨 まさ」にお誘いいただいた。

こちらは固定の職人はおかずに毎週職人が握り入れ替わる今までにない新しいコンセプトのお店。

予約はInstagramの「stand_up_eating_sushi」のDMのみ。電話では承らないようだ。

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私がお邪魔した時は場所が四ツ谷だったが現在は中目黒に移転。

(このレビューは四ツ谷当時の記事となります)

 

四谷駅より徒歩5分ほど。

BARを間借りしているらしく営業は昼のみ。

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基本料金は15貫+お椀で6,000円(税抜き)。

一斉スタート。


店内

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BARだけど店内はBARっぽくもありません。

和っぽくもあり家っぽくもあり不思議な空間。

立ち食い鮨だけど一応高めの椅子もある。

 

飲み物はセルフ

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自分で並々日本酒を注ぐ事が可能。

これ、ちょっと嬉しい。

 

この日の職人: はっこくの2番手の斎藤さん
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職人がその時々で変わるという事は安定の味を求めて来ると言うよりも毎回来る度に新たな味に出会えると言った感じだろう。

 

この日の仕込みははっこくで行ってきたようだが、今後は仕込みのマニュアルを作りクオリティを担保する予定らしい。

シャリが同じでも握り手によって握りは変わってくるのでその違いを楽しむのも面白いかもしれない。

となればこのレビューも斎藤さんが握る日じゃなければ全く参考にならない可能性もあるが一応感想を下記に綴っておく。

 

イサキ
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旨味を纏った身質は柔らかく身解けがいい。

シャリは見た目ガッツリ赤酢だが、酸と塩はマイルドめ。

はっこくの時よりも優しめの印象だと思ったら今回の為に味を変えてるそうだ。

確かにはっこくで出てくる貫数や大きさも異なるのでシャリは変えた方がベストだけど、かなり手間ですよね…

 

こち

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プリッとした食感、フワッと品のある香りの主張。

 

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非常に柔らかな身質で脂は強くなくあっさり感を楽しむ。上には生姜、中にはネギを。

 

赤貝

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閖上の派手な香りはないが甘みはある。

 

赤貝のひも

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醤油漬け。

 

ホタルイカなめろう
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変わり種。

非常にシャリ馴染みがよく、赤酢と味噌の旨味・コクとの相性抜群です。実験的であり相当美味いです。

 

かます

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ねっとりとして旨味が強い。皮目にも旨みがあります。

 

この日の鮪はやま幸の鮪。

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この価格で生の鮪って有難い。

 

赤身

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銚子。天身の赤身ということでフワっとしてとても柔らかいです。香りよりも旨味が強い印象。

 

背の中トロ

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こちらもフワッと軽く柔らかい身質。

脂もあるがあっさりとしておりこの時期っぽいガツンとしたものはないけどシャリとのバランスはいい。

 

小肌

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子安。肉厚でみっちりと。

 

帆立の磯部握り

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これも変わり種。磯辺巻きにシャリを合わせたもの。全然違和感ありません。

 

甘エビ

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鮮度がかなり良かった為、あえて昆布〆にせず。

プリッとねっとり甘み旨味が強烈。

純粋なネタの持つパワーが強い。

 


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初鰹。きめ細かく舌触りよく香りもいい。

 

雲丹

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クリアで綺麗な甘み。美味しい雲丹です。

 

鮪頬肉のホロホロ煮丼
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甘めの味付けで赤酢のシャリの酸と合うのなんの。

 

赤酢の稲荷寿司
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こちらもいなりの甘さとシャリの酸の対比。

こういう赤酢を活かした料理は素直に感心する。色々応用できそうですね。

 

お会計は驚きの7,700円。

流石はっこく2番手の斎藤さんと言ったところか、握りの上手さは間違いなく、この値段でこのクオリティの握りが食べられるとはかなりお得。

ただし毎回職人が変わる為、このクオリティもこの回のみだから貴重な経験をした。

 

売り上げの一部はコロナ寄金にまわすとのことでオーナーさんからは金儲けの匂いが全くしない事にも好感がもてた。

今後若手の職人にとっても挑戦できる場となるだろう。

また時間をあけてから再訪したい。

ごちそうさまでした!