ただの人殺しの話
映画史上初の長編アニメーションであり、今なお色褪せることなく君臨するディズニー映画不朽の名作。原作はグリム童話でもおなじみの物語。白雪姫の美しさに嫉妬した森の女王の魔の手を逃れて森へ逃げ込んだ白雪姫は、7人の小人に助けられるが、女王は老婆に化けて毒リンゴを彼女に食べさせてしまう…。
まずライヴアクションを撮影し、その動作を分解して作画を施すという、現在のCG映画などでは一般的手法を、早くも導入していたことが驚きである。38年度のアカデミー賞特別賞を受賞。ぽっちゃり愛らしい白雪姫と、個々のキャラクターも明確に「ハイホー」などの名曲を歌う小人たちとの交流シーンの微笑ましさ。ディズニー・ミュージカルの伝統は、長編第1作目にしてすでに始まっていた。とにもかくにも「名作」という響きが何よりふさわしい傑作だ。(的田也寸志)
多分凄い小さい頃に一回観たと思う。
今回娘のためにディズニーのDVDボックスをノリで購入してしまった。
どうせなら感想をブログにしていこうと思う。
前もって言っとくと私はディズニーが好きではない。突然のミュージカルにご都合主義のオンパレード。小さい頃からディズニーに関しては疑問だらけであった。
時が経ち、子供が生まれ、親としてこの映画を再度観賞。今回はその感想である。
以下、ネタバレ注意。
女王は「自分より美しいから」という理由だけで白雪姫を殺そうとする。
この女王より綺麗な人なんて白雪姫に限らずいくらでもいると思うけど。
「白雪姫の心臓をとってこい」と部下に命令。
こうして白雪姫は特に何も悪いことをしてないのにターゲットとされてしまうわけです。
自分の方が劣ってるから相手を消すって考えは自己中の最たるものだ。でもわかりやすい。
で、さらにここからおかしな展開に。
白雪姫は追われて小人の家を見つけいきなり不法侵入をする。
この時小人は不在なんだけど白雪姫は勝手に家に入ってさらには動物たちに掃除までさせる。
しまいには自分は「なんだか眠くなって来ちゃったわ」とかいって無断で小人たちのベッドで眠る始末。
あのさ、せめて人の家に上がり込んでるんだから百歩譲って自分で掃除しなさいよ。
動物達に全部やらせるんじゃないよ。
とてもじゃないけど子供の教育によくないシーンである。
そこへ小人たちが登場。
なんで全員歳を取った男なのか?
なぜ小人は彼らだけなのか?他に仲間はいないのか?
けど女がいないと繁栄できないよな?
生殖器はあるんだろうか?
その疑問にはこの映画一切答えてくれない。
まぁいい、話を戻そう。
勝手に小人の家で爆睡しときながら起きたら起きたで「あら小人さん」って。
まずは勝手に上がってしまったことを詫びるべきではないか?
そもそも自分の行動に対して悪いと思っていないことが問題だ。
自分は可愛いから、綺麗だからで何でも許されると思うなよ?
恐らく何が悪いのかもわかってないんだろう。
こういう女が一番嫌いだ。
小人の1人が言う「図々しい女だ」
まさにその通り。あんたが一番まともだよ。
しかもこの女「外で手を洗わないと食事はなしよ」とか一体なんの権限があって言ってるのだろうか?ここは小人の家だろ?
それから小人が手を洗うことをごまかすシーンだとか、「わしは絶対手を洗わないからな」だとか色々揉めたりしてこの手のくだり一体どんくらい尺とるんだよ。
明らかに時間調整の匂いがプンプンする。
いよいよ王女が老婆に姿を変えて毒リンゴを作るシーン。
あ、知ってる。これを白雪姫に食わせるんだよな。
老婆は毒リンゴを完成させて高揚して「生き埋めじゃぁぁ!!!」って独り言。
そのセリフ小さい子には聞かせられないな。
ようやく白雪姫に毒リンゴを食わせて白雪姫は死んでしまう。
少しは疑うことを覚えた方がいいよ。いきなりやってきた怪しいババァの果物なんて誰が食いたいんだよ。白雪姫も危険察知能力が働けば危険を回避できたのに。
死んだ後でも白雪姫のあまりの美しさに小人たちは土に埋めることができずに棺の中に入れて観賞用にする。季節は冬から春に。
いや、腐るだろ。腐敗するよ。臭くなるし。
そこへフラッとやってきた王子様が白雪姫に接吻をぶちかまして白雪姫は目が覚める。1クール経て完全復活。
一言言っていい?
白雪姫絶対臭いよ?