都立大学のイタリアン「笠井」へ2回目の訪問。
「TACUBO」出身の笠井シェフの独立店で中華料理の「わさ」の跡地。
都立大学駅から徒歩15分なのでタクシーを拾おうかと思ったら全然捕まらない。
まぁこの店、かなり量出るし歩いていきますか。
店内に入ると笠井シェフ、なんと金髪になってるじゃないの。しかも意外と悪くない笑笑
以下、いただい料理。
ブリオッシュ
毎回出てくるシグニチャー。
甘みのあるブリオッシュにバター、チーズ、生ハムの塩っ気が絶妙すぎて…。
一口食べただけでハートを鷲掴みにするとんでもない一品。
カリフラワーのスープ
マイルドなスープにチリっぽいスパイスはクミン。カリフラワーの食感とスパイスが非常にいいアクセントになってる。
メジマグロのカルパッチョ
キャビア多くね?って思ったけどメジマグロの脂に対してこれくらいのってても違和感なし。
キャビアも円やかで尖りもなし。
下には菜の花。仄かな苦味がアクセント。
フォッカチャ
モッチリとしたフォッカチャは仄かに中国や台湾っぽい香りがすると思ったらフェンネルでした。
蛤のスープ
下には茶碗蒸し。
引き出された蛤の甘さに磯のいい香り。
太刀魚の春巻き
ホクホクの太刀魚の旨味を春巻きで閉じ込める。太刀魚の脂なのか春巻きによる油なのかわからないがだいぶジューシーに仕上がっていてそこに味変のレモンが素晴らしいアクセント。
オレキエッテ
モチモチとした耳たぶ状の生パスタ「オレキエッテ」に、からすみ、ブロッコリー。
柔らかな塩味とオレキエッテの食感がなんだか癖になる。
ボロネーゼ
蕗の薹入り。王道の旨さ。
ここら辺でだいぶ腹パンになってきたので少なめで。
仔羊のロースト
かなり柔らかく火入れも抜群。
骨も手に持って被りつけるように配慮されている。熱々のズッキーニで脂ぎり?水分気が爽快。
ミルクのアイス
シンプルな自家製ミルクアイスはコク深くすっきりと。
ここに杏のお酒を入れるとまた激変。
最後まで素晴らしい。
いやー、旨かった。
半年前に来た時も「何食べても旨い。」っていう感想は今回もそのまま。
やっぱり何食べても旨い!
笠井シェフご本人は「本当普通ですって!」と謙遜するけど、んなわけない。
普通のことやって感動させられるのって凄い事なんですよ。
たしかに見た目は映えたりしないけど全ての料理の完成度が恐ろしく高い。
だから平均してどれも旨い。
中華の厨房で作る絶品イタリアン。
ただし量はかなり多いので昼抜いてくるか調整は必要かも。
【映え】を求めてくるグルメ乞食には合わない本物の店。
ごちそうさまでした。